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目を閉じて福原さんの篠笛を聞いていると、田んぼや畦道、花々、蝶などが目に浮かんできました。
幼いとき、母に春はどこからくるのかと訊くと、「向こうの丘からやってくる」と答えました。それを聞いて、私は、お花やお雛さまやの中に春があると思ったのです。今では、私の中に春があると思っています。
これから本論に入ります。
ここに集まっている人たちは、いろいろな価値観をもっていますが、一番大切なことは、頑なな価値観、絶対に変えようとしない価値観を持たないことです。いつでもあなたの認識を変え、変身できるあなたであってほしいと思います。
「昨日はこうだった」と、これまでのことを引きずって生きている人が多いですが、昨日までのことは一切を忘れ、今日一日をワクワクしながら生きましょう。昨日までのことを忘れると、何を見ても新鮮で感動することばかりですよ。
「こんなことをすると人に笑われる」こんな言葉は、心の中から追放しましょう。ワクワク感は記憶喪失から生まれるのです。
首から上で生きているから、いつも浮足立ち、ストレスに悩むのです。首から下に心の重心を落としてください。ストレスはなくなってしまいます。
私は朝起きると鏡の前に立ち、「今日もよろしく」と自分に呼びかけます。
見える私は五感。もう一人の私は六感です。五感は、だれにも平等にあります。生老病死を逃れることは誰もできません。外側から見える私は、私ではないのです。こうしてしゃべっている私の命が私なのです。
見える世界は見えない世界に動かされています。外側の世界は必ずこわれます。形あるものには、死ぬものと死なないものがあります。あなたの中には、死滅するものと死滅しないものがあるのです。
大切なことは、自分を愛すること、他人を愛すること、社会を愛することです。
やってはいけないことは、自分の身の回りをいろいろなものでいっぱいにすることです。これらのものは、死ぬとき持っていくことができません。持っていけるのは、良い思い出だけです。こういったものに対する執着心から解放されなければいけません。整理整頓し不要なものは捨てましょう。
お金を儲けてはいけないといっているのではありません。何事にも表と裏があります。しっかりした目的意識をもって金儲けをしてください。いい生きざま、いい死にざまをすることが大切です。そのためには人格を高めていかねばなりません。
ワクワクして生きた足跡を残しましょう。
今日からスタートです。鏡を見て、明るく「お早うございます」。
老けていくのは止まりません。腹を決めて変身するのです・
私には、心臓、肝臓、胃、腸、腎臓、肺などたくさんの臓器があります。これらは絶対にバラバラにすることはできません。これらのものが合わさって、前島ひでこになっているのです。
ストレスの最大の原因は、人と自分を比較することです。見える外側にあるもので判断し比較しても無意味です。外側はうつつであり現実です。真実ではありません。
例えば嫌な上司がいると、毎日が憂鬱ですね。そんなときは、心の中で、嫌な上司につぶやくのです。「気づかないことを教えてくださりありがとう」と。
1日24時間、一生ワクワクして生きるのとそうでないのとでは、たいへんな差になりますよ。
いい人、悪い人。誰にもこの両面があります。たまたま会ったとき嫌いになってもだんだんと好きになることもありますし、反対に好きが嫌いになることもあります。要はきめつけないことです。
即、自分を変えること。
楽しい楽しいと言い続けていると、脳はバカなので騙されて、楽しくなくてもいつの間にか楽しいと感じるようになるのです。
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