講演会の模様-3  2015年6月8日(月) 
 
          
   私は前島ひで子と申します。どうぞよろしくお願いします。
 謙譲の美徳という言葉があります。
「つまらないお話ですが、聞いてください」といった言葉です。
「つまらないものですが、召し上がってください」
 これは誰もが、いつも使っている言葉ですね。私は、先般、このように言われたとき、「つまらないものなら買わないほうがいいのではありませんか」といってしまったのです。この言葉には真の心が通い合っていません。自分の思考一つでもっと素晴らしい自分を発見したり、相手の素晴らしい面を見ることができるのに、これをいっさい放棄しているのです。
 言葉には魂が宿っています。言霊です。
 私は、あなたがたのこれからの人生が輝かしいものになるよう、皆様に影響を与える話を心をこめて送りたいと思っています。

 7月には、日本の戦国時代、安土桃山時代の琵琶湖のほとりを背景にしたミュージカルを上演することにしています。信長、秀吉、家康の魂の共振を描いた脚本を書き上げ、今は舞台稽古の最中です。この舞台を成功させるためには、篠笛の演奏が必要と思い、奏者を探していました。その奏者に、今日、この場でお会いすることができたのです。講演会に参加してくださった福原さんです。
 私はかねてから、欲しいものは必ず与えられると信じて生きてきました。人間は、求めるものに、必ず出会うことができると私は信じています。

 もしあなたが、自分の人生を変えたいという願望を持っていたら、それは必ず叶えられます。
そのためには、次のような前提があります。
 一つは、明確な目的を掲げること。
 二つには、変わりたい自分をイメージすること。
 三つには、自分は変わっていると言い続けること。

 先日、ある人にこのことを言ったら、
「世の中は自分の思う通りにはなかなかならない。自分も簡単には変わりませんよね」
 自分を変えられないのは、実はあなたなのです。自分が変えられないと思っているかぎり、絶対に帰るのは不可能です。
 皆さん目をつむって、明確な目的と変わった自分をイメージしてください。次には、自分は変わったと5回断言してください。それであなたは変わったのです。そのことを忘れてください。実際に自分が変わった姿を見るには、時間がかかるのです。
 私は自分変え続けて30有余年過ぎました。その私が断言するのですから、あなたは確実に変わります。ただし、あの人のせいで私は運が向かない。うまくいったときは自分のせい。上手くいかないときは他人のせいといった、思考をしないでください。こんな考え方をしているとあなたは絶対に変わりません。

 今朝、高見勝彦さんのところで、朝風呂に入らせていただきました。そして汗をいっぱいかきました。汗をなめると、最初はからくて強い臭いがしたのですが、だんだんそれが薄くなり、風呂からあがるころには、からくなくなり、臭いもなくなっていました。体内の毒素が出てしまったんです。
 もし、毒素が体内に残ったままだったら、できものができたり、ガンになったりして、健康を損なってしまいます。
 精神的には、笑ったり共鳴したり共感したりすることも大事です。悲しみや苦しみも精神的なおできです。他人を恨んだり呪ったりしている人は、決して美しくありません。そういう気持ちは、顔の筋肉に必ず現れるのです。あなたの顔はあなたが作っているのです。

 自分を変えるには日常が大切です。悟りを開くには、出家しなくてもよいのです。愛はどこにあるか、幸せはどこにあるか、探すからわかになくなってしまうのです。愛も幸せもあなたの中にあるのです。あなたの隣のひとにも愛や幸せがあるのです。穴と共通点はいっぱいあります。他人を見るとき、「ふん」と斜めに見ないでください。その人たちは、あなたを魅力的にすね素晴らしいものをたくさん持っています。あなたの中にも、いっぱい素晴らしい魅力があるのです。
 頭だけで考えないでください。身体をもって学習してください。人生は素晴らしいのです。言いたいことを言い、やりたいことをやってください。幸せの種は、あなの奥深いところにあります。人の言うことを食べず嫌いにならないで、必ず食べて味わってください。
 あの人は嫌い、この人も嫌いと言っている営業マンがいたとしたら、そんな心の狭い人のところには大きな仕事はきません。小さにな器量のの中には小さなものしかはいらないのです。自分を外側から見るのではなく、内側から見てください。
 いいか悪いかではなく、大きく広く深くみてください。
 人間は最低から最高まで持っており、その間を往ったり来たりしています。最低まで落ちないように歯止めをかけるストッパーが必要です。そのストパーは、自分の明確なる目的です。人間には素晴らしいものをもって生まれ、それを開発していく人と、開発せずに生まれたときのまま死んでいく二通りの人がいます。

 日女道では、自分を高めていくものを次の点に絞っています。

     ・整理整頓
     ・掃き拭き
     ・履物を揃える
     ・挨拶をする

 これらのことはてぎそうで、なかなかてきません。もしこれが完全にできれは、一生を最高の位置で終えることができるでしょう。
   
 一生には波があります。大きな波もあれば小さななみもあります。並に飲まれれば死にます。何事も逃げずに前向きに取り組むことです。私は毎日、その日のことは、すべてやり残すことの内容にしています。今日できる子とは明日に回さないのです。ちっぽけなことにこだわらず、大きく生きていきましょう。宇宙は宏大なのです。
 今日はご清聴ありがとうございました。